人間社会は擬態している/仮面ライダーカブト

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水嶋ヒロが演じた「仮面ライダーカブト」というテレビ番組があった。悪に立ち向かう仮面ライダーカブトに対し、人間に<擬態>(ぎたい)したワームと呼ばれる地球外生命体が敵として登場した。

設定では、敵のワームは、人間社会に入り込むため人間に擬態する。
ワームの見た目は、昆虫をでかくしたようなモンスターなのだが、自分が殺した相手をコピーすることができるのだ。
擬態したワームは、元の人間の姿かたちはもちろん、性格や記憶までそっくりになることができるのだ。そしていざというときには、本来の姿(モンスターの姿)になって仮面ライダーカブトと戦う。
見た目は人間、中身はワーム。
時には自分が一緒に暮らしていた家族の1人がワームだったりするのだ。これは何となく怖い。
ワームに擬態されたということは、すでにその人は殺されて存在しないということなのだ。

ただ、ワームには不思議な一面もあって、人間に擬態したまま本来の姿には戻らずに人間社会で暮らしていこうとする者もいたことだ。

「仮面ライダーカブト」では、敵と戦うときのクロックアップという演出なども面白かった。雨粒が落ちていく間に超高速で仮面ライダーカブトとワームが戦うのだ。映像では、背景の雨がゆっくり落ちてゆく間に戦いが進行する。そしてクロックアップが終了(クロックオーバー)すると映像がいつもの速度に切り替わりザーザーと雨が降っている。時間を越えてゆく映像が芸術的だった。
しかし、わたしとしてはやはりワームの擬態という能力に一番興味をそそられた。
実は、この人間社会もワームにのっとられて擬態されているんじゃないだろうか、と思う気持ちにさせられるからだ。いや絶対に何人かの人間は敵のワームに擬態されているに違いない...などと、いまだにそんなことを考えてしまう。

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