小林泰三の「玩具修理者」とHUNTER×HUNTER

好きなもの

小説と漫画で同じ言葉が登場する。よくある話だ。
これはどうでもいい知識だとういうことを前置きしておく。

今は無き小林泰三(こばやし・やすみ)が描いた短編小説に『玩具修理者がんぐしゅうりしゃ』というものがある。

どんな複雑なおもちゃでも、たとえ死んだ猫でも一旦全部ばらばらにしてから、直してしまう「玩具修理者」が子供の頃、近所に住んでいた。ある日、主人公は過って死なせた弟を玩具修理者のところへ持って行く…

といったホラータッチの傑作小説だ。

冨樫義博の描く人気漫画『HUNTER×HUNTER』にも玩具修理者という言葉が登場していた。
わたしがこれを知ったのは、HUNTER×HUNTERのアニメ版 第105話「カクゴ×ト×カクセイ」を見た時だ。

小林泰三の玩具修理者は、動かなくなったものを(死んだものも含めて)直してしまう能力を持つ人として描かれていたが、『HUNTER×HUNTER』での玩具修理者は、主人公の敵の一人ネフェルピトー(後述)が持つ能力の一つとして描かれていた。また、読み方は玩具修理者と書いてドクターブライスと読ませていた。

共通する点は、どちらも動かなくなったもの(死んだもの)を直すという力にある。
ある意味ダーク系のかっこいい能力だ。

ネフェルピトーは、『HUNTER×HUNTER』キメラアント編に登場する蟻の王の直属護衛軍の一人で、直属護衛軍3戦士のうち最強とうたわれているキャラだ。

残虐な性格とは裏腹に見た目が可愛く、自分のことを「ボク」とよび、語尾に「~ニャ」をつけてしゃべる萌えキャラのためか人気が高い。

ネフェルピトー
漫画『HUNTER×HUNTER』キメラアント編の登場人物。

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