面白かった本(小説)

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本の感想:かがみの孤城

一番の謎はオオカミのお面をかぶる少女である城の主「オオカミさん」だ。なぜ城に7人を呼び寄せたのか?理由が明らかになった時、自然と涙が出てくる物語である。
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本の感想:メメント・モリ/原田宗典(著)

本書は、題名からは肩透かし食らわせられた感じがして、実は本質をついている気がする。
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本の感想:涼宮ハルヒの直観

「あてずっぽナンバーズ」でSOS団が帰ってきた感じがし、「七不思議オーバータイム」で新キャラ登場に驚き、最後の「鶴屋さんの挑戦」でこれがハルヒだ!という感じだろうか。最後の方で橘や周防九曜の名を出してくるあたり、次回作にいやでも期待してしまう。
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本の感想:「流浪の月」/凪良ゆう

「ある事」を「気づかせてくれる」ためには「サピエンス全史」同様に小説でなくてもいい訳だが、読者をハラハラドキドキ楽しませながら「ある事」を「気づかせてくれる」力量が、著者凪良ゆう氏の力量なのだと思う。
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本の感想:『何者』/朝井リョウ

読者は、主人公の大学生《拓人》と一緒に「ああこういう奴いるいる」などと最初は安全な場所から楽し気に眺めることが出来るはず。ところが雲行きが怪しくなってきて、最後に読者は主人公と一緒に崖から突き落とされる。最後の最後に『何者』が何を意味してい...
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星新一:『処刑』の感想

2020年に読んでの感想『処刑』は、この記事を書いている2020年からすると60年ほど前の作品になるのだが、現代でも違和感なく読めるというのも星新一の凄さだろう。舞台は地球が青い星として見えるぐらいの距離にある赤い星。地球では、文明が進んで...
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本の感想:魔性の子/十二国記シリーズ第1作

魔性の子小野不由美(著)本作『魔性の子』は、十二国記(じゅうにこくき)と呼ばれるシリーズ小説の第1作。ホラー、SF、ファンタジー、異世界、おまけに「人間とは?」まで問うなんでもあり小説が十二国記だ。率直に言って、十二国記シリーズはジャンル分...
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本の感想:たったひとつの冴えたやりかた

「ラノベ?」というくらい軽い文体だった。たぶん同年代の『星を継ぐもの』や『ハイペリオン』などよりはずっと読みやすい。軽い気持ちで読みはじめて最後には極めて深淵な問いがなされている。
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本の感想:82年生まれ、キム・ジヨン

82年生まれ、キム・ジヨンチョ・ナムジュ(著)斎藤真理子(訳)一風変わった小説『82年生まれ、キム・ジヨン』一人の韓国人女性キム・ジヨン氏の診察記録(カルテ)という形の一風変わった小説が『82年生まれ、キム・ジヨン』だ。キム・ジヨン氏の生ま...
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本の感想:ベーシックインカム/井上真偽

ベーシックインカム井上真偽(著)はじめに断っておくと、本書はベーシックインカム論ではなくミステリー短編集である。わたしは本書を、ベーシックインカムについて多少は知っておくかぐらいの気持ちで手にしたのだったが、いい意味で裏切られた。そのような...