達磨はサブスク

言葉

サブスクリプションが流行りだ。
商品を単体で買うという行為は減った。毎月一定額を支払うことで音楽や動画などのサービスを一定期間楽しめる仕組み(=サブスクリプション。略してサブスク)の世の中になりつつある。
最近では、音楽配信、動画配信に加え、本や漫画、食料品宅配、ファッションまで幅広くサブスクが浸透してきている。

月払いが基本のサブスクだが、もっと広くとらえると、正月達磨はサブスクだったのだと思う。
わたしは毎年初詣に行き、同じ店で1サイズ上の達磨を買う事にしている。
1年毎に1サイズ上げるというのがポイントで、そうすれば「運気も上がる」と言われているからだ。

当然、9号サイズの達磨より10号サイズの達磨の方が価格が高い。年々店も儲かる仕組みだ。
売る側にとって毎月一定額が転がり込むサブスクも凄い仕組みだが、達磨サブスクは毎年売り上げ額が上がっていく、という点が賢い。
しかも達磨を売ることで「運気の上昇」などという見えないものを売り物にしている。
昔の人は凄いことを考えたものだ。

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