「気分はいかがですか?」ジャスミンが尋ねてきた。
「とってもいい気分だよ、ジャスミン。どうしてそんなことを訊くんだい?」
「ひとりでここにいらしたので……人はよく、悲しくなるとひとりになりますよね?でも、人が、“ひとりになりたい”と言う時は、本心では“気にかけて様子を見にきてほしい”と思っている気がするんです」
デボラ・インストール著 『ロボット・イン・ザ・スクール』より
レトロだけどAIなロボット「タング」が活躍する『ロボット・イン・ザ・~』シリーズ第3巻。
冒頭のセリフは、パーティーから離れて一人でいる主人公ベンのもとにジャスミンがやってきたときの会話。
ちなみにジャスミンはタングとは別のAIロボット。(第2巻から登場)
人間の子供と同じレベルでAIロボットが成長したり悩んだりする本書は、AIが示す未来の世界を予見しているのかもしれない。
『ロボット・イン・ザ・~』シリーズは、基本的にはイギリスが舞台だが、毎回日本や日本人キャラが登場するので、妙に親近感をもって読んでしまう。
翻訳も読みやすく一気に読めるのでおススメだ。

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