あみんの「待つわ」がこわい半面

そういう気持ち

わたしが好きだった曲に<あみん>の「待つわ」がある。
「他の誰かにあなたが振られる日まで」<待つ>という歌詞は、当時小学生だったわたしでも、ちょっとこわいお姉ちゃん達だと思った。大人になってあらためて聞くとやっぱりこわい。

「待つわ」の歌詞がこわいと感じる半面、実は<待つ>ことって大事なんじゃないかなとも思う。
『待つことを知る者は、望むものを得ることが出来る』というフランスの諺がある。
あみんの曲にしても、フランスの諺にしても「じゃあ、いつまで待てばいいのだ」と単純なわたしは考えてしまう。それでもたまに「すべて時が解決してくれるよ」などというドラマや小説で使い古された言葉に出くわすと、やはり<待つ>ことって大事だ、とあらためて思ってしまうのだ。

インターネットの電子網や旅客機、車などの交通網にどっぷり浸かっているわたしたちは<待つ>ことに関して上手ではない。ちょっとでもメールの返信がこないとイライラする。インターネットで注文した商品が、一日でも遅れるとなんて遅いのだ、と感じる。
メールに手紙、宅急便に飛脚。昔からやっている内容は、大して違わない。じゃあ、何が変わったのだろう。
意外に大事なことって、すぐに結果は出ない。
すぐに結果は出ない、ということに慣れていかないと色んなものにわたしたちは<振られて>いくんじゃないだろうか。その時、いくら待っても遅い。

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