本の感想:自分の仕事をつくる

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自分の仕事をつくる
西村佳哲(著)

パタゴニア、柳宗理、IDEO…色々な企業や仕事人を通して、「仕事とは?」「働くとは何か?」「生きていくとは何か?」を探っていく本だ。
著者の西村佳哲氏は『働き方研究家』を名乗っている。
人の働き方を研究する、こんな視点で書いてある本もあるのかと思った。

12人の仕事人にスポットを当て西村氏風に言うなら、「働き方をめぐる報告書」として人の生き方、仕事に対する考え方の考察をしている。
強いて本書の欠点をあげるとするなら、とりあげられている「仕事」がデザイン関係に偏っていることくらいか。
本書のデザインや構成は美しい。
実際にわたしが本書を購入した場所は、デザインに優れた家電を置いているIdeaというお店だった。
本書の帯に仕事人の言葉が書いてある。これを読むだけでも興味深い。

「手を動かす前の時間の豊かさが、仕事を面白くする」ー 象設計集団
「最初に考えたものが最後までつづくことは、まずあり得ないね」ー 柳 宗理
「サーフィンをつづけているからボードも売れるんだよ」ー 植田義則
「いまの社会は全員が余所のもんで余所のことをやっていて、その結果誰も幸せになっていない感じがするんだ」ー 馬場浩史

等々。
わたしは下世話な話だが、この素晴らしい生き方や考え方をもって仕事をしている人たちに対して、「一体いくらの給料で生活しているんだろうか?」という率直な疑問が思い浮かんだ。
本書にお金の話は、ほとんど出てこない。
そのおかげで自然と「働き方」にスポットがあたっていて良い。
もしもわたしがデザイン関係の仕事をしていたのなら、本書を読んだ後、働き方が変わるのではないかと感じる。

わたしが一番印象に残ったのは、北海道帯広にて仕事をしている象設計集団の箇所での著者の言葉、

時間をかけることによってのみ達成できる仕事が確実にある。

だ。

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