ルパン三世の原作漫画で石川五右エ門は「せっしゃ」とか「ござる」とか言わない

面白かった本(その他)

モンキー・パンチ原作の漫画『ルパン三世傑作選』を読んだ。
最初に見たルパン三世はテレビアニメシリーズだったわたしが原作漫画で一番驚いたのは、石川五右エ門のしゃべり方だ。

日本刀を握らせたら超一流の使い手というのはアニメと同じだが、特徴的だった話し方が全然違う。
原作の五右エ門は、自分のことを「せっしゃ」と言ったりしないし、語尾に「~ござる」などとつけたりしない。
「それはだれなんだ?」などとルパンや次元と同様の普通のしゃべり方をしている。

見た目でいうとルパン三世をはじめとする主要キャラ全員の目がパッチリと描かれている。ここでも気になるのは石川五右エ門。アニメでは五右エ門の目は細かった。しかし原作ではルパン三世や峰不二子以上に五右エ門の目がきらきらパッチリとしている。ルパン三世のビジュアルの基本はアニメになってしまっているわたしとしては五右エ門が少女漫画か何かのキャラに見えてしまった。(特に『五右エ門登場』の回の作画)

あとアニメ以上に原作の銭形警部は男前である。またルパン三世と銭形警部の見た目がけっこう似ている回があって「これどっちだ?」などと分かりづらかったりする。

ルパン三世の魅力は、殺されそうなシーンでも決してシリアスにならない所。
この点は、軽妙なストーリー展開も含めて、原作からアニメにきっちり引き継がれている。
原作漫画を読んでいるとルパンや次元、五右エ門、不二子、銭形警部それぞれの声はアニメや映画の声で脳内で鳴り響いてくる不思議。
ルパン三世好きなら、一度は原作漫画も見てみるときっと面白い発見があります!

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