再婚しませんか?

最近わたしの見ているホームページの広告欄には、
「再婚しませんか?」
なる再婚をうながすような広告が表示されるようになった。
わたしが離婚したわけでも独身でもないのに、だ。


年齢的には離婚しているような年齢で、そろそろ再婚かなぁ、なのかもしれないが、少々不愉快でもある。
広告は企業の営業だから、「あれ買って!」「これ買って!」とうるさいのは仕方ない。
結婚相手を紹介する「マッチング」なるものを売りにする企業もとうとう結婚を通り越し、再婚まできたかという印象だ。
そのうち離婚でもしたら即ダイレクトメールでもきそうな勢いだ。
しかし、どういった仕組みで再婚のメッセージがくるのだろうか?
すごく興味深い。
検索キーワードに「再婚」を考えているような言葉をいれたのだろうか?
わたしが、離婚した後に再婚を考えているなら、「さびしいなぁ」などと考えて、はっと目がいく広告だろう。
今のわたしからすると結婚している身である。
再婚しませんか?では「はあ?」となってしまう。
それでも最近のインターネット上の広告はかなり的を絞っていると感じる。
精度が高いというか、ピンポイントで届く広告となっている。
年齢や趣味嗜好により色々な広告がネット上を行きかっているのだろう。
きっとわたしが今までに見たこともない広告もあるに違いない。

他人の見ているホームページ上に表示される広告をみてみたいものだ。
ネット上では色々と「タダ」で有益な情報やサービスが得られる。
その見返りにわたしたちは、わたしたち自身を売り渡している。
それら情報の中には、わたしたちをあらわす正確な情報とともに、他人に誤解を招くようなまちがった情報もある。
誤解が真実となっていく過程は意外にも簡単に構成されているのかもしれない。

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