面白かった本(小説)

面白かった本(小説)

本の感想:二歩前を歩く

二歩前を歩く石持浅海(著)6篇のミステリーが収められた短編集。表題にもなっている「二歩前を歩く」を含め「一歩ずつすすむ」「五ヶ月前から」などなど、気になるタイトルたちだ。そしてもう一つ気になるのは、脇役(本当は主役?)としてどの短編にも必ず...
面白かった本(小説)

本の感想:告白/湊かなえ

告白湊かなえ(著)「死の連鎖」という言葉がぴったりとくる。一人一人の告白形式で展開する物語は、読みやすい。自分の娘を殺された母親の気持ちが、悪い方向へと行っている。
面白かった本(小説)

本の感想:快挙/白石一文

快挙白石一文(著)夫婦を題材にして、人間にとって何が「快挙」か?を問う小説。「持ちつ、持たれつ」という夫婦を表す言葉があるが、本書からすれば、支えているようで支えられているのが夫婦というものかもしれない、と気づかされる。
面白かった本(小説)

本の感想:三国志/三田村伸行

三国志〈1〉〜〈5〉三田村伸行(著)三国志は長編小説だし、登場人物が多くて読んでいる最中に誰が誰だか忘れてしまう、などというわたしのような三国志初心者は、これくらいが丁度良い。
面白かった本(小説)

本の感想:彼が通る不思議なコースを私も

彼が通る不思議なコースを私も白石一文(著)生きていくために必要なことは「自分を好きでいること」である。作中の「彼」である<椿林太郎>の言葉だ。
日記

本の感想:銀河鉄道の彼方に

銀河鉄道の彼方に高橋源一郎(著)銀河鉄道の夜を彷彿とさせるタイトルで、4cm程あるかなり分厚い本だ。へんな話の寄せ集め、と言ってしまえばそれまでだ。それくらい<へんな世界>がこの本には登場する。
面白かった本(小説)

本の感想:万事お金

万事お金源氏鶏太(著)万事お金 (1979年) (集英社文庫)自らもサラリーマンとして働く傍ら、小説を発表し一躍「三等重役」などのサラリーマン小説で有名になった源氏鶏太(げんじけいた)の作品。昭和54年(19)に第一刷が発行されている。古い...
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本の感想:猫鳴り/沼田まほかる

猫鳴り沼田まほかる(著)「折り合いなんて、たぶん一生つかない」という言葉が印象に残った。
面白かった本(小説)

本の感想:九月が永遠に続けば

九月が永遠に続けば沼田まほかる(著)沼田まほかるのデビュー作。しかし、人間とは何と無力なのだろうか。
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本の感想:博士の愛した数式

博士の愛した数式小川洋子(著)記憶力を失った「博士」の言動がおかしくてつい笑ってしまう。主人公であり家政婦の「わたし」とその息子「ルート」そして「博士」。この3人を結びつけている数学と博士の病気。最後にほろりとくる。記憶とはなんだろうと考え...