面白かった本(小説)

面白かった本(小説)

本の感想:眉山/さだまさし

眉山 さだまさし(著) 徳島で初めてこの山の名前を目にした時、<マユヤマ>と読んだ。 取り立てて高い山でもなく、長野育ちのわたしからすると大した山には思えなかったが、地元徳島で、眉山はシンボルである。 日本でいうなら富士山ということになる。
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本の感想:ハピネス/桐野夏生

ハピネス 桐野夏生(著) 地に足をつけて生きることの難しさ。 この小説は、地に足をつけて生きていたいのだが、いつの間にかふわふわとした今を生きる様になってしまった現代人への作者からの手紙なのだと感じた。
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本の感想:カラフル/森絵都著

人は自分でも気づかないところで、だれかを救ったり苦しめたりしている。 ー本文より カラフル 森絵都(著) 好きな黄色い色をした装丁だったので手に取った。 「大きなあやまちを犯して死んだ罪な魂」が『カラフル』の主人公だ。 どんなあやまちを犯し...
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本の感想:64(ロクヨン)/横山秀夫著

「たまたまが一生になることもある」 『64』本文より 64 横山秀夫(著) 「執念」というものを感じた。 人間の「執念」という言葉がぴったりくる推理小説だ。 最後の最後まで、この本に救いというものを見いださずにいたわたしは、読み終えた後に本...
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本の感想:アルジャーノンに花束を

世の中で本当に大切なことは、知識をたくさん得たり、勉強して博士になったりすることではなく、人に対しての思いやりを持つことだとこの本は教えてくれている。 アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス(著)
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本の感想:みんな孤独だけど/喜多嶋隆著

わたしは文庫本ではなく、kindle版で読んだ。電子書籍は欲しいときにすぐに読める利点がある。 みんな孤独だけど 喜多嶋 隆(著) 爽やかな後味の短編集。 <自分が自分らしくあるために生じる孤独>が各短編の中心にある。 すべて女性が主人公。...
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本の感想:ジェノサイド/人類はいまだ進化の途中にある

「人間は、自分も異人種も同じ生物種であると認識することができない。肌の色や国籍、宗教、場合によっては地域社会や家族といった狭い分類の中に身を置いて、それこそが自分であると認識する」 ジェノサイド 高野 和明(著) 日本とアメリカを主軸に、ア...
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本の感想:ユリゴコロ/沼田まほかる

『ユリゴコロ』とは、著者の造語だ。 読み終えた後、なぜかこの言葉が心をとらえて離さない。 ユリゴコロ 沼田まほかる(著) 末期がんが発覚した父。父を看病していた母もあっけなく交通事故でこの世をさってしまう。 たまたま父の見舞いに立ち寄った主...
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本の感想:アミダサマ/沼田まほかる

ホラー小説というジャンルに分けられているが、わたしはこの沼田まほかるという小説家が描く作品は、人間なら誰しも持っている「誰にも伝えたくない心の闇」を扱っていると思う。 なにか人間のみたくない暗い部分をリアルにみせつけられる。そして引き込まれ...
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本の感想:プラチナデータ/東野圭吾

ミステリー小説として、あるいはSF小説と考えても面白い小説だ。 読み終わってから色々と考えさせられた。 プラチナデータ 東野圭吾(著) しかし、読後感は悪い。 わたしの妻もそういっていた。 読んでいる最中はその先がしりたくてついつい読み進め...