本の感想:船乗りサッカレーの怖い話
文章のテンポが良く読みやすい。サッカレーの語る話はビジュアル的(猟奇的なビジュアルが多いが…)で頭の中で想像しやすい。
本の感想:俳句ステップ!
七実やクラスメイト、おばあさんが物語の中で詠んでいる数々の俳句は、作者であるおおぎやなぎさんが当然詠んでいるはず。さりげなく登場するこれらの俳句たちが、あたかも小学生やおばあさんが詠んでいる句に感じて物語に入り込んでしまう。
本の感想:りゅうはどこにいる(しかけの名作)
りゅうはどこにいる(しかけの名作)リチャード ホーク(絵)ジェイソン ホーク(作)きのしたあやの(訳)「ほんに かくれて いる りゅうを なんびき みつけられる?」といった作者からの挑戦をうけて、絵本の各べーじに描かれた「りゅう」を探してい...
本の感想:つきのふね
つきのふね森絵都(著)『つきのふね』は、この作品の舞台となっている1998年に出版された森絵都の児童書である。 児童書として書いた、とは作者本人が言っている。 本書を読む前にわたしがタイトルから想像したイメージは、「やわらかいファンタジーよ...
本の感想:世界一のランナー
世界一のランナーエリザベス・レアード(著)「毎日、学校に走って行き、走って帰る少年で終わりたくない。」主人公の少年ソロモンは、エチオピア生まれの11才。走る事が好き。夢は、エチオピア代表として世界一のランナーになることだ。もちろん、世界一の...
本の感想:江戸川乱歩/緑衣の鬼
少年探偵江戸川乱歩全集〈34〉緑衣の鬼江戸川乱歩(著)「人間豹」に匹敵する作品だよ、と中学一年の息子が言っていたので読んでみた本。江戸川乱歩の少年探偵シリーズでも異色の「人間豹」がどれくらい世の中で評価を得ているのかは分からないが、わが家で...
本の感想:ホームレス中学生
ホームレス中学生【児童書版】田村 裕(著)この話が、実は病気で亡くなった主人公の母親にささげる話だったとは。
本の感想:ねずみとおうさま
ねずみとおうさまコロマ神父(ぶん)石井桃子(やく)土方重巳(え)全編ひらがなで書かれている本ではあるが、文章量は多い。スペインという国名も「むかし すぺいんという 国に・・・」などと徹底してひらがななのだ。「全編ひらがな」と言ったが、正しく...
本の感想:おとうさんがいっぱい
おとうさんがいっぱい三田村信行(作)佐々木マキ(絵)小学生時代に考えたことは、想像力豊かだった。しかし、わたしはその物語の結末までを考えたことがあったろうか。三田村信行は、想像力を最後まで伸ばしてわたしたちにつきだしてくれている。
本の感想:世界で一番の贈りもの
世界で一番の贈りものマイケル・モーパーゴ(著)マイケル・フォアマン(画)いとしいコニーへと始まる手紙には、夫から妻に宛てた戦線での不思議な出来事がつづられていた。訳者の佐藤見果夢(さとうみかむ)さんのあとがきには、この1914年の西部戦線で...