りゅうはどこにいる
ジェイソン・ホーク(作)
リチャード・ホーク(絵)
<しかけ絵本>というジャンルの本。
絵本にかくれている竜を探すだけのシンプルなしかけだ。シンプルなだけに大人から子どもまで一緒になって楽しめる。
描かれている竜の絵も味わい深い。
実際にこの絵本の中には、77匹の竜がかくれている。(らしい)
わたしも何度かこの竜探しに挑戦した。
そして何度も失敗している。子どもたちとも一緒になって竜を探したのだが、一度も77匹の竜を探し当てたことがないのだ。
挑戦するたびに竜の数が違ってしまう。
本にはページ毎に竜の数を表す数字が子どもたちによって書き込まれてしまった。しかし、77匹目の竜はいまだかつて見つかっていない。
この本を手に入れてからもう4年か5年になる。
最近、ふと思った。
もしかして、この本の答えの数字「77」というのは実は嘘ではないのか?
答えの数字にかくされているんじゃないか?
もちろん、わたしのただの想像だ。
何度も楽しめる「しかけ」とは、シンプルながらも奥が深い。
一生楽しめる本かもしれない。
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