能力が低いのか見る目がないのか

シュミレーションゲームなどで、キャラクタの個性を決めるためにパラメタを振り分ける機能がある。
最初に誰が考えたかのかは分からないこのパラメタ振り分け機能は、実は人間というものをよく表しているように思える。


キャラクタの名前、性別、職業、体力、知力、攻撃力、忠誠心…
ゲームによっては、20種以上のパラメタをキャラクタの個性として登録できる。
パラメタのほとんどは数値化されていて、数値が大きいほうがその能力が高くなる。ただしパラメタの振り分けは無限大ではない。
最初にポイントが割り当てられており、例えば最大で100ポイントまで一つのキャラクタに振り分けできるようになっている。
最大で100ポイントであれば、体力を100としてしまうと他のパラメタに1ポイントも振り分けることができないようになっている。これはゲーム性を考慮してのことだと思うが、実は人間も似たり寄ったりなのではないかと思う。
勉強はすごくできるのに、スポーツは全くできないとか、スポーツは万能なのに勉強はからきし駄目など。
まれに勉強もできてスポーツも万能という人もいるが、それも表立っては見えない部分のパラメタが低いのかもしれない。
社会には、表立って見える部分のパラメタが低い人がいる。一般に能力が低いとみなされている。
実は別の部分のパラメタが高いだけかもしれない。

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