JAPAN as ウォッシュレット

そういう気持ち

海外から日本に帰って真っ先に気づくのは便座に座った時だ。
おしりが洗えるからだ。
ウォッシュレットつきの便座に座って、わたしは「ああ、日本に帰って来たんだな」と感じる。

これまでに何度か海外旅行に行った。
便座に座った時、何度も右側にあるはずのスイッチを探す自分がいて、その度に「ああ、この国にはウォッシュレットは無いんだな」と思った。

日本ではスーパーのトイレでさえおしりが洗えるのに対し、海外では少し値の張るホテルでも便座でおしりが洗えることはない。うんこした後におしりを洗うのは日本人ぐらいのものなのだ

たまにスーパーのトイレでもウォッシュレットが無いタイプの便座があったりする。そんな時、心の中で「チッ」と舌打ちしている自分がいる。便座にウォッシュレットがついていないという事は日本では例外なのだ。

日本人ほど日頃おしりを洗っている国民はいないのではないだろうか。
そもそも他の国ではおしりを洗う便座も無ければ、おしりを洗うという概念も無いに違いない。

公衆便所などで、おしっこをした後に手を洗わないオヤジをわたしは何度も目撃したことがある。しかし、やつらでさえおしりは洗っているのではないかとわたしは勘繰っている。

日本人は無宗教だとよく言われる。
実は日本人は全員ウォッシュレット教なのではないかと最近感じるようになった。
他宗教の一日のお祈り回数くらいにはおしりを洗っているからだ。

ウォッシュレットを連呼してしまったが、ウォッシュレット(Washlet)自体はTOTOの販売する商品名である
実際は温水洗浄便座などがこの手の商品種類の名称に使われている。
他社の製品でもウォッシュレットと呼んで違和感ない位に定着した言葉ということでもある。やはり、ウォッシュレット教だ!

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