時間泥棒の撃退法

アイキャッチ未登録画像 そういう気持ち

読んでいる途中で「面白くない!」と思った小説は、飛ばし読みするかいきなり最後のページを開いて結末を読んでしまう。

老い先も短くなってきたので、 面白くない → やめる という手順を踏むことが多くなってきた。(←これが結論)

最近読んで面白くなかった小説は佐藤正午の「鳩の撃退法」(上下巻セット)だ。

上下巻セットなので、かなりの長編小説だ。

冒頭から主人公の口調が回りくどく、場面が何度も飛ぶので何の話なのか分からなくなった。
しかも、日産のキューブだとかMacBookなどの具体的な商品名称がたびたび登場し「今これをMacBookで書いている」などというセリフがしつこいくらい繰り返される。きつい。

わたしの中では「具体的な商品名称が出てくる小説は面白くない」という定義がある。
最悪なのは、女性がこの小説を読んだら頭にくる場面が多いだろうということ。今の時代には全くそぐわない内容だ。

設定にも現実実がない。
主人公の男が魅力的でもないのに、入れ替わり立ち代わり女性の部屋に居候していて女性所有の車を常に使わせてもらっている。
居候先の主の女性は車は使わないのに持っているだけなのか?部屋も車も居候主に使わせる女性が何人もいるのか?明らかに設定に無理がある。

上巻を3分の1ほど読んだところで「無理だわ」となり、飛ばし読みをしたがあまりに似たような展開が続くので、「ほんと無理だ」となり下巻の最後のページをみた。

思わせぶりな設定だが何もない、という村上春樹の小説みたいだった。

あやうく時間泥棒につかまるところだった。

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