つきのうさぎ

俳句:心模様 そういう気持ち

「月にはうさぎがいて餅をついている」

祖母にいわれた僕は、その晩月を見た。
うさぎと祖母がいったのはあの辺りか。何となく月のある部分が、うさぎの耳に見えてきた。そうしたら臼と杵も同時に月にあらわれて、うさぎはぺったんぺったん餅をつきだした。

今でも月ではうさぎが餅をついている。

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