祖母

そういう気持ち

つきのうさぎ

「月にはうさぎがいて餅をついている」 祖母にいわれた僕は、その晩月を見た。
長崎瞬哉(詩人)

俳句:文字

捨てようと 開いた本に 祖母の文字 長崎瞬哉
そういう気持ち

その瞬間

気づいた時には遅すぎる、ということはよくある。
そういう気持ち

5km圏内の致死率は1%という奇跡

「俺が今おるのは奇跡みたいなもんよ」 と原爆後に生まれた伯父は言った。 伯父にしてもそうだが、わたしだって父が原爆の被害者になっていたなら、この世にはいまい。そう考えるとわたしの息子や娘だって。今の自分たちがあるのは奇跡と言える。
言葉

ずくなし

2月5日で、祖母の一周忌がくる。 【写真/2011年10月9日 祖母とマスタング - 祖母が柱に寄りかかっているのではなくて、祖母が柱を支えているのです】 色々と祖母には教えてもらったが、何度も聞かされた言葉というものがある。
そういう気持ち

記憶がおかしくなる病気なんて無い

【写真/2013年10月5日 ムンクは叫ばない】 わたしの祖母は、亡くなる1年ほど前から記憶がおかしくなった。 祖母からすればわたしは孫だ。 しかし、祖母はわたしを死んだ実の弟と間違えるようになった。
面白かった本(小説)

本の感想:万事お金

万事お金 源氏鶏太(著) 万事お金 (1979年) (集英社文庫) 自らもサラリーマンとして働く傍ら、小説を発表し一躍「三等重役」などのサラリーマン小説で有名になった源氏鶏太(げんじけいた)の作品。 昭和54年(19)に第一刷が発行されてい...
長崎瞬哉(詩人)

俳句:夏の間

ガラス戸の すき間に棲みし 夏の虫
そういう気持ち

自由に生きたい、自由に生きたい

自由に生きたい、自由に生きたいと思ってこんな歳になってしまった。 わたしは、見る人からすれば十分に自由に生きているように見えるだろうし、人権的にも経済的にも恵まれていない国の人からすれば相当自由な生き方をしているに違いない。でももっと自由に...