[戦争記録]祖父の「従軍証明書」

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祖母の遺品を整理していたら、祖父の「従軍証明書」が出てきた。
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【写真/2013年2月11日 見つかった祖父の「従軍証明書」】
<役種、官等級>の項目は、「豫備役(よびえき)陸軍兵長伍長」となっている。兵長が修正され、伍長になっているのは昇級しているのだろうか?


豫備役(よびえき)を調べてみた。

豫備役(よびえき)
旧軍隊の常備兵役の一。現役を終えた人が一定期間服した兵役。非常時にだけ召集されて軍務に服した。

「陸軍伍長」とあるが、「伍長」は下士官の最下位で、上から軍曹ー伍長ー兵長の順らしい。
<本籍地>は、旧名称で書かれている。
長野縣埴科郡寺尾村大字牧島447
これは現在の
長野県長野市松代町牧島447
であり、わたしの生まれた住所でもある。
<賞>という項目がある。3つの賞をもらっているが、いずれも昭和20年8月15日の戦争が終わる前の日付だ。
<戦傷 及 戦病>の項目には、何も書かれていないことは幸いだ。
<除隊、召集解除年月日>は昭和20年12月4日となっている。戦争が終わって召集が解除された日とみなすべきだろう。
わたしが一つだけ疑問に思った項目が、<本籍地>の横にある<特業及特有ノ技能>の項目だ。
祖父の従軍証明書には『曲』とだけ書かれている。

特技に省略語があることは何となく知っている。しかし『曲』というのはなんだろうか。想像もつかない。
Yahoo!知恵袋に質問したら、「曲射砲」の略では、と解答が寄せられた。
Yahoo!知恵袋での従軍証明書「曲」の解答ページ
曲射砲とは、放物線を描いて着弾する砲台のことだ。命中させるのには弾道計算が必要になるらしい。
<特業及特有ノ技能>には、他にも「通」→「通信」、「無」→「無線」などいくつかの略語があるようだ。
個人的には、漢字一文字で特技をあらわす<特業及特有ノ技能>の項目が一番興味深かった。
漢字一文字で事をあらわす方法は、中国から伝わる漢字文化特有の表現方法でわたしは好きだ。今年を振り返って年末に公募される「今年の漢字」みたいだ。)
以上、日本の戦争記録として、ここに記しておく。

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