短編

面白かった本(小説)

本の感想:二歩前を歩く

二歩前を歩く 石持浅海(著) 6篇のミステリーが収められた短編集。 表題にもなっている「二歩前を歩く」を含め「一歩ずつすすむ」「五ヶ月前から」などなど、気になるタイトルたちだ。そしてもう一つ気になるのは、脇役(本当は主役?)としてどの短編に...
長崎瞬哉(詩人)

短編:教室ロケット

「教室ロケット」/長崎瞬哉 ある日、ぼくの投げたバスケットボールがミツオ君の顔に当たった。鼻血こそ出なかったが、ミツオ君は痛そうだった。ミツオ君は、ぼくより体が大きくてがっしりとしている。でも、スポーツは苦手だ。 ぼくのクラスの男子は、自分...
児童書のおすすめ本

本の感想:おとうさんがいっぱい

おとうさんがいっぱい 三田村信行(作) 佐々木マキ(絵) 小学生時代に考えたことは、想像力豊かだった。 しかし、わたしはその物語の結末までを考えたことがあったろうか。 三田村信行は、想像力を最後まで伸ばしてわたしたちにつきだしてくれている。