面白かった本(小説)

言葉

名言集:銀河英雄伝説外伝3 千億の星、千億の光

銀河英雄伝説外伝〈3〉千億の星、千億の光田中芳樹(著)銀河英雄伝説の魅力は、敵味方という枠組みを超えて人間や戦争について考えさせられる点です。脇役もいい味だしてます。「ラインハルトさま、どうか焦らないでください。短距離走の速度で、長距離を駆...
言葉

名言集:銀河英雄伝説外伝1 星を砕く者

銀河英雄伝説外伝1 星を砕く者田中芳樹(著)銀河英雄伝説外伝は、ヤン・ウェンリーと戦いをともにしたユリアンの視点で描かれています。ヤン・ウェンリー亡き後、ヤンの意志を継ぐユリアン。回顧録とも言える味わい深い作品です。「英雄など、酒場に行けば...
面白かった本(小説)

本の感想:月の満ち欠け/佐藤正午

月の満ち欠け佐藤正午(著)「こんな話があったら面白いなあ」これがわたしの正直な感想だ。冒頭に提示される「なぜ?」が読むにつれて深まっていく不思議な小説。もちろん『月の満ち欠け』を最後まで読み終えたら、冒頭の「なぜ?」回収してくれるのでご安心...
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本の感想:むらさきのスカートの女

むらさきのスカートの女今村夏子(著)読み終えてからタイトルが秀逸だなと感じた。「むらさきのスカートの女」である。非常に気になる人物ではないか。(ちなみにわたしはこれまで紫色したスカートをはいた女性をモーターショー以外でしか見た事がない)わた...
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本の感想:夜行/森見登美彦

夜行森見登美彦(著)わたしの購入した文庫本の中に「夜行列車の淋しさを封じこめた小説です。良い旅を!」と書かれた著者メッセージカードが入っていた。読後のわたしの感想は、まさにその通り、といった感じである。京都「鞍馬の火祭」の最中に失踪した1人...
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本の感想:ハイペリオン

ハイペリオンダン・シモンズ(著)酒井昭伸(訳)『ハイペリオン』は、1989年に米国で発表されたSF小説である。本を見た時のわたしの第一印象は、「タイトルがかっこいい」である。いきなり結論最初に結論を言わせてもらうが、本書は500ページ超の2...
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本の感想:幼年期の終わり

幼年期の終わりアーサー・C・クラーク(著)福島正実(訳)SFの名作として知られている本作の感想をあえて2019年の現在に書いてみようと思う。結論を言ってしまうと、本当に名作だった。(笑)『幼年期の終わり』の概要『幼年期の終わり』は、SFとい...
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本の感想:蹴りたい背中

蹴りたい背中綿矢りさ(著)これは当時19歳だった著者だからこそ書けた小説ではないかと思う。冒頭の一節から思春期の女性特有のとがった言葉が突き刺さる。物分かりの良い大人からすれば見てはいけないものを見ている感覚に陥るのではないだろうか。「さび...
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本の感想:星を継ぐもの

星を継ぐものジェイムズ・P・ホーガン(著)池 央耿(訳)本書は最後の最後、一件落着かと思われた時、大どんでん返しが待っている。しかも正当な方法の大どんでん返しだ。『星を継ぐもの』のタイトルが頭を駆け巡る瞬間だ。この大どんでん返しは、本書最大...
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名言集:銀河英雄伝説10 落日篇

銀河英雄伝説10 落日篇田中芳樹(著)銀河英雄伝説本編はこの10巻をもって最終となります。物語の主人公とも言えるヤン・ウェンリー亡き後の回想も入る本書は、ヤンの親友であるアッテンボローの言葉がヤンの代役となっている気がします。「ユリアン、陰...