ASUSのAiMesh(メッシュWifi)が不安定なのでRT-AX3000無線LANルーターをリピーターモードで利用する

IT知識

状況

メッシュWifiを利用したくて、親機をASUSのGT-AX11000、子機にRT-AX3000を使い環境構築して利用してきた。

しかし、当初からこのメッシュWifiが不安定だった。(ちなみにASUSではメッシュWifiのことをAiMeshと呼んでいる)
突然あるサイトに接続できなかったり、月に1回くらいはルーターを再起動しないとWifiに繋がらなくなったりしていた。

そして突然メッシュ子機に設定したRT-AX3000が応答しなくなった。

解決方法として、子機のRT-AX3000をハードリセットし、リピーターモードにして利用するようにした。

設定の比較

構成親機側子機側
これまで(メッシュWifi)GT-AX11000RT-AX3000(メッシュWifi子機として設定)
変更後(リピーター)GT-AX11000RT-AX3000(リピーターモードに設定)

結果的に我が家の構成の場合、リピーターモードで電波を延長した方が通信が安定した。
なおかつ子機側での通信速度がメッシュWifiの時よりリピーターモード時の方が速くなった。(50Mbps⇒120Mbps)

メッシュWifiからリピーターモードに変更するデメリット

Wifiのネットワーク名(=SSID)が、例えば Network_5G だとする。
メッシュWifiだと家中どこでも同じ Network_5G という名称で接続できる。

リピーターモードにすると親機で Network_5G のネットワーク名だとすれば、リピーターモードにした子機側では、Network_5G_RPTなどと別名のネットワーク名で接続する必要がある。(リピーター側のネットワーク名に親機側の名前を利用できない)

したがって、リピーターモードだと親機に近い場所(例:Network_5G)と子機に近い場所(例:Network_5G_RPT)で異なるネットワーク名で接続しなくてはならない。これがデメリットだ。

リピーターモードだと利用する場所によっては、いちいち接続しなおす必要が出てくるのだ。

RT-AX3000をリピーターモードで使う方法

具体的にASUS RT-AX3000を例にとり、リピーターモードで利用する方法を解説する。
画面キャプチャがないため文章だけで説明する。

前提として、親機側はすでにインターネットに接続している状態とする。

リピーターにする子機側(RT-AX3000)を工場出荷状態にリセットする。
ASUS製品の場合、以下のハードリセットが無難だと思う。

ハードリセット後、ブラウザを起動し、アドレス欄に router.asus.com を入力してルーターの設定画面を開く。

詳細設定(または手動設定)を選択する。

リピーターモード を選択する。

親機のネットワーク名が検索され表示される。
親機とリピーターモード子機とを接続する必要があるため、ここで親機との接続のためのネットワーク名を選択する。(例えば、2.4GHzと5GHzでネットワーク名が複数表示されていればどちらかを選択すれば良い。親機との接続に2.4GHzのWifiを選択しても子機側では2.4GHzと5GHzの両方が使えるので安心されたし)

つづいてLAN IP設定となる。

IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバ1、DNSサーバ2とあるが、入力はDNSサーバ1までで問題ない。親機の設定をそのまま入力する。

次へ を選択。

ワイヤレス設定となる。

2.4GHzと5GHzのネットワーク名(SSID)とパスワードをそれぞれ設定する。

このネットワーク名に親機と同じネットワーク名は利用できないため注意する。

最後に 適用 ボタンを押して完了。

先ほど設定したリピーター側のネットワーク名で接続できるか試してみる。(ネットワーク名が表示されない場合はしばらく待ってみる)

リピーター側のネットワーク名に接続できない場合は、LAN IP設定を見直してみる。

参考

リピーターモード(中継機モード)の設定方法 | サポート 公式 | ASUS 日本

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