世界のスープ図鑑
佐藤政人(著)
これはわたしの妻の愛読書だ。
妻が本書を手にしてから、まだ3週間と少し。毎日食い入るように見ている。妻は実際にこの本に載っているスープをここ数週間で7種類も作った。(どれも美味しかった。えーっ!またスープ?という日もあったが…)
きっと料理好きの人なら見ているだけでも楽しめる。
この本はの良いところは、全てのページに調理されたスープのカラー写真が載っている点だ。
しかもどのスープの写真もビューティフル!(綺麗)。赤や緑、黄色、肉の色など食欲をそそるような色合いのスープ達が目白押し。見ているとお腹が空いてくる。
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本のタイトルに「世界の~」とあるように諸外国のスープが1点から多いところで8点ほど紹介されている。本書に掲載されている国数を数えてみたら総勢140ヵ国あった。スープの数は本のタイトル通り314種。まさに図鑑という名にふさわしい内容だ。コスタリカのスープなんて想像できないですよね。
著者の佐藤政人さんのまえがきにもあるように「スープは、そもそも庶民の食べ物なのだ。貧困で苦しんでいるときでも、スープならわずかな具を加えるだけで作ることができる」に納得。しかも野菜に加えて肉やハムも入ればりっぱな食事だ。後片付けも楽だし、スープは素晴らしい食べ物だ!(とわたしも本書でスープ信者になってしまった)
一生のうちに140ヵ国を旅することはなかなか出来ない話だ。しかし、妻が本書から得たスープのうんちくに耳をかたむけながら、作ったスープに舌鼓をうっていると世界を旅している気分になるから不思議だ。
外国に旅行したとき、現地で食されているものに驚くことがある。
それは食材であったり、食材の組み合わせ、あるいは味付けだったりする。本書にもわれわれ日本人には想像もつかないような食材の組み合わせや味付けが多数掲載されている。「そんなことしていいの?」とか「そういうのもあり?」とワクワクすること請け合いだ。想像力をかきたてられること間違いない。わたし自身は、ドイツのギネスビールを1リットル使うビールスープ作りに挑戦しようかと考えている。
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