場所を作る

「起きて半畳、寝て一畳」という諺(ことわざ)を口にする人も今はいない。
2012-06-30 at 12.23.27
【写真/2012年6月30日 遊ぶ場所・公園】
人は場所を作る生き物だと思う。
住む場所である家に始まり、勉強する場所である学校、仕事する場所である会社、人が集まる場所を考えるとレストラン、美術館、球場、劇場、コンサートホール…
最後に集うのは、病院か介護施設か。


人はまた、既存の施設や用意された場所には飽き足らずに自らが心地よい場所を求めようとする。
中には自ら場所を作ってしまう人がいる。
最近ではインターネット上にも集うための場所が用意されている。
SNSもブログもTwitterも人が集う場所だ。
インターネット上の場所でさえ、既存のものには飽き足らずに自らが心地よい場所を作り上げる人が後を絶たない。
そんなに居場所を作ってどうするのかなぁ、と思うのだが、人は次から次へと場所を作る。

もちろん、作った場所は次から次へと姿かたちを変えたり、なくなってしまったりする。
人はたくさんの場所を持たないと生きていけないようだ。
「足るを知る」という言葉はとうの昔になくなった。
夜、ふかふかの布団で寝れて嬉しいなぁ、と息子が言った。

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