狩猟免許試験(わな猟)を受験した。試験日程のイメージを報告する。
わたしが受験したのは茨城県での令和2年度第5回狩猟免許試験。
当日配られた日程のPDFはこちら。
午前の部
受付 | 9:00~9:30 |
オリエンテーション | 9:30~9:45 |
知識試験 | 9:45~11:45(90分間) ※開始30分以降から退出可能 |
合格発表 | 12:00以降 |
午前の部レビュー
- 事前に受験票が配布されているわけでなく、当日受付で名前を伝えると受験票を渡してくれる。
- オリエンテーションは、1日の流れの説明を受ける。
- 知識試験は、狩猟免許の問題を勉強した方ならわかると思うが、3択式の問題を30問解く形のため、30分もかからずに全問解けてしまう(わたしは30分で3回見直しができた)
- 知識試験開始30分経つと退出可能となるが、半分以上の人が退出していた
- 3択はABCのどれかに〇をつける形、鉛筆、シャーペン、ボールペン全て可、間違えたら取り消しは二重線でOK
- 知識試験終了後、合格発表まで受験会場に残る必要はない(お昼を食べに行ってもOKということ)
- 午前の知識試験に合格できないと午後の部の試験には参加できない(狩猟免許試験不合格)
午前の合格発表写真(茨城県だと地域毎に受験番号がある)
午後の部
適性試験 (聴力・運動能力・視力) | 13:00~(試験時間 約15分) ※新型コロナ対策のため時間帯をずらして5~6名ほどで実施していた。 ※ちなみにわたしは13:50から開始だったため、13:40頃会場に行った |
技能試験 | 試験時間 約10分 わな猟試験の場合(以下1~3の順で実施) 1.猟具の判別(使用できる猟具3種類、禁止猟具3種類を口頭で判別) 2.猟具の架設(1で判別した猟具の中から1つ選択して架設) 3.鳥獣の判別(狩猟鳥獣9種類、非狩猟鳥獣7種類の絵を口頭で判別) |
合格発表 | 16:15頃 ※発表を見ないで帰宅しても、2日後ホームページ上に合格者番号の掲載がある |
午後の部レビュー
- 新型コロナ以前なら13:00から午前の合格者が一斉に実施したようだったが、5~6人に分けられ時間帯をずらして実施していた(10分間隔くらいで実施)
- 受験票を受付に提示してその後名前を呼ばれる
- 1団体がそろったところで聴力検査(といっても名前を呼ばれて返事ができれば聴力検査合格)
- 運動能力は試験官の動きをまねるというもの
肩回し(前5回、後5回)
指を親指から順に閉じていき全て閉じたら今度は開いていくという動作を5回ずつ
膝の屈伸5回
その場で行進のような動作(右左各5回) - 運動能力は日常生活に支障のない方は問題ないが、肩回しは50肩を患っている人は厳しいと思う
- 視力検査は一般的な〇の上下左右が欠けている方向を答えるもの(ただし両目を開いて行うので楽、わな猟だと視力0.5以上で合格)
- 技能試験は試験官と1対1で行う
- 猟具の判別は、「使える」「使えない」(禁止猟具)で口頭で答える(6種類)
- 猟具の架設は予備講習会で習った通りすれば合格できる(予備講習会ではくくりわなを推奨、実技の動画イメージはこちら)
- 鳥獣の判別は「捕れる」(狩猟鳥獣9種類)、「捕れない」(非狩猟鳥獣7種類)で口頭で答える
- 鳥獣判別で「捕れる」と答えた場合、その鳥獣の名前も答える必要がある(狩猟鳥獣9種類の名前と形を憶えておく)
全体を通しての感想
狩猟免許試験は猟友会が主催する予備講習会(試験の1週間前に実施している)に行かないでいきなり試験を受けるとたぶん受からない。(そもそも分からない鳥獣の名前や用語が多すぎる!)
問題集を自前で購入して勉強すれば午前の知識問題はなんとかなりそうだが、午後の技能試験が厳しそう。(特に猟具の架設)
予備講習会では、問題集の中からいくつか重点的にチェックしておく問題を教えてくれるので効率的。(お金は掛かるが…)
予備講習会で配布される狩猟読本(教科書)と狩猟免許試験例題集(問題集)の2冊に全てが書いてあった。
全体的に受験者の年齢層が高いが、若い人(30代くらい?)も仲間うちで受けにきているような人がちらほらいた。
合格したら「猟具をどうしよう?」とか、「どこにわなを仕掛けよう?」などと楽しくなってくる。(というかまだ合格の結果が分からないけど…)
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