本の感想:フランス人は10着しか服を持たない

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本の感想:フランス人は10着しか服を持たない 面白かった本(その他)

フランス人は10着しか服を持たない
パリで学んだ”暮らしの質”を高める秘訣

ジェニファー・L・スコット(著)

本書にたびたび登場する言葉のが「シック」という言葉だ。

シックは、”chic”と書く。
日本語だと「上品で洗練された」とか「粋な」といった意味になる。
著者が出会ったフランスの人たちは一様に”chic”だったようだ。(例外はいたに違いないと思うが本には書いてない)
タイトルの「フランス人は10着しか服を持たない」は、一番良いものをふだん使いにするという考え方からきている。
これには大いに賛成だ。
わたし自身も持っている服が少ない方だと思う。
ある時、気に入らない服は一生着ないと気づいたので、好きな服だけにしたら10着もなくなってしまった。

わたしは本書前半の服や身なりついての話と食事についての話がとりわけ面白かった。

一番良いものを普段着る服にする(好きな服しか着ない)
間食をせず食事を心からを楽しむ(スマホ見ながらや立ったままは食べない)

はすぐに実践できて効果がありそうだ。

特に身につまされたのが、著者が旅行先で出会ったフランス人カップルの話。
泊まった先の朝食がビュッフェ形式(日本でいうバイキング)で様々な美味しそうな料理が並んでいる。
ついつい欲張って必要以上にとってしまいそうな状況(というか確実にそうする!)だが、そのフランス人カップルの女性は、フルーツとプレーンヨーグルトとコーヒーだけ。別の日も全く同じものを食べていた。
つまり旅行だからとか沢山あるからとかそういった感情を抜きにして普段と同じ生活を実践していた、という話。
「暮らしの質」というものに対して色々と考えさせられた。

本書は、2014年に初版が発行されている。
著者のジェニファーが、アメリカのカルフォルニアからパリの貴族の家にホームステイした際に学んだ生活術をまとめたのが本書だ。
以前から存在する本だと知っていたが、あえて読んでいなかった。なぜだろう?
パリは、行ったことのない場所だが、少しあこがれのある場所だ。
たぶんわたしとしては、「フランス」や「パリ」という言葉に一定の距離をおいてしまうようだ。

アメリカ人からしてもパリは魅力的な場所のようで、ともすればフランス信仰になりがちな部分もあるが、自分の生活を省みる機会を本書は提供してくれるに違いない。
章ごとにまとめが書かれているが、まとめが必要ないほど本書は読みやすいので、出来るならもう少し文書を減らしても良かったかもしれない。

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