りゅうはどこにいる(しかけの名作)
リチャード ホーク(絵)
ジェイソン ホーク(作)
きのしたあやの(訳)
「ほんに かくれて いる りゅうを なんびき みつけられる?」
といった作者からの挑戦をうけて、絵本の各べーじに描かれた「りゅう」を探していく本。
基本的には絵本なので、ふつうに読んでもいいのだが、子供と一緒に親もりゅうを探した方がきっと長い時間楽しめるはずだ。
絵本の最後に、この絵本に描かれていたりゅうの数のヒントが書いてある。(ヒントというよりりゅうの数の答えだが)
おそらく作者の答えと自分が数えたりゅうの数が合わないはずだ。
なぜそんなことを言うのかというと、わたしは子供たちと一緒に何度も挑戦したのだが、一度も正解になった試しがない。
しまいには、子供そっちのけで一人で数えてみたが、駄目だった。
答えが間違っているんじゃないか?と考えたりもしたが、結局のところどうなのだろう?
まあ、つまるところどちらでもいいのかもしれない。
親子でこれだけ一緒に一つの目標に向かって何かしたという事実はあったことだし。十分に作者の目的は達成されているのではないだろうか。
わたしは負けず嫌いなので、いつかまた挑戦するとは思うが、正解する自信はない。
わたしはこの絵本に対して2つの事を考えた。
1つ。実は作者はわざと間違った答えを書いている。あくまで、長く楽しめるための仕掛け。
2つ、りゅうは君の心にいるんだよ。ということで心の中のりゅうも数に入れる。
さて、正解はあるだろうか。
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