本の感想:ふたりはともだち

面白かった本(その他)

どちらかというと積極的なかえるくん。物事を悪い方向に考えがちながまくん。
二人の会話のとぼけた感じは訳者の三木 卓(みき・たく)氏の力も大きいように思う。
年齢に関わらず誰かに教えたくなる本だ。

ふたりはともだち
アーノルド・ローベル(作)
三木 卓(訳)

「ふたりはともだち」に収録されているお話は全部で五つ。

  • はるが きた
  • おはなし
  • なくした ボタン
  • すいえい
  • おてがみ

個人的に「はるが きた」でなかなかベッドから起きようとしないがまくんをかえるくんが外に連れ出すくだりや「おはなし」でのオチが好きだ。

挿絵にじっと見入ってしまう。
かえるくんを表す緑色とがまくんを表す茶色に挿絵や目次の色合いが統一されていて目に心地いい。この色使いが物語に温かさを添えている。

挿絵を見て思い出す人もいるに違いない。
最終章の「おてがみ」は、小学校の国語の教科書にも掲載されていた。
「おてがみ」については小学校の頃から知っていたが、かえるくんとがまくんのどこかとぼけた会話は今読んでも考えさせられるものがある。

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