本の感想:この国の「問題点」

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「早く、このシリーズが出版できない世の中が来ることを、心から願います。」
と前書きにあった。
第二次世界大戦から70年を経た今でも日本で同じ事が繰り返されようとしていることに対して、著者の上杉隆は、日本と世界両方の視点で明らかにしている。

この国の「問題点」 ~続・上杉隆の40字で答えなさい~
上杉隆(著)

この国の「問題点」  ~続・上杉隆の40字で答えなさい~

<上杉隆の40字で答えなさい>シリーズ第2弾なのだが、わたしは本書しか読んでいない。
『この国の「問題点」』というタイトルを見て手に取った本だ。
各目次が質問形式になっていて、それに40字で上杉隆が答える。なぜ、その40字で答えたかに対する解説が本書の基本構成だ。
例えば、

Q.原発報道とは何か(40字で答えなさい)

A.プルト君を批判出来ない自主規制がはびこるマスコミ自体が原発推進企業だから。

…本文の解説

という感じだ。

解説を読まずにこのQ&Aを読むだけでも面白いし興味がわく。まあ、結局解説も読んでしまうのだが。
自分が気になる部分だけでもつまんでおくという感じでわたしは読んだ。著者は、<日本からみた日本>と<世界からみた日本>の2つの視点を持ってこの国の問題点を解説してくれている。

マスコミの隠蔽体質に突っ込みを入れた本書の前身にあたる『上杉隆の40字で答えなさい』は、2011年3月11日の大震災前に出版されている。大震災後や福島第一原発事故後に出版するのであればたやすいが、以前から警告を発していたということは一つ記しておくべき事柄かと思う。

「亡国」という言葉がわたしの胸の内にはあって、この国は10年後には存在しているのだろうかという不安感がある。
いつの間にか日本がなくなっていた、ということにならないだろうかという不安。
100年後どうなっているだろうか。
英語も堪能で世界経験もある人が日本語で警告を発するということは、どういう気持ちなのだろうか。
日本がなくなって欲しくないという気持ちだろうか。それとも自分の国は自分で守るという気持ちだろうか。

わたしの不安の一つは、<自分の周囲の情報が信じられるものか>ということだ。
少なくとも本書でわたしの不安は少し取り除かれたと思う。

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