人間と猿のちがい

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子供たちと言葉遊びをした。
生き物の名前でしりとりをする遊びだったが、すぐに詰まってしまった。
しりとりのルールが少々壁になってしまったらしい。
そこでわたしが「生き物の名前をどんどんあげていって、何も出てこなくなったら負け」というルールに変更し、再挑戦した。
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【写真/2011年10月29日 庭でみつけたきれいな蝶】


最初に出た言葉は「にんげん」だった。
「うま」「ライオン」「あり」「ぞう」「カブトムシ」「にしきへび」「アメリカにしきへび」「しゃけ」「鯛」「クジラ」「イルカ」「あおだいしょう」「てんとう虫」…「サル」も出た。
なかなか勝負はつかずに時間が過ぎた。
色々な生き物がいるものだと思った。
図鑑が手元にあればもっと色々な生き物の名前がわかるなぁ、と思いながら最初に出た言葉が頭をよぎった。
「にんげん」
にんげん…人間は生き物だ。
しかし、うまやライオンは人間が他の生き物につけた名前に過ぎない。
小さな蟻からすれば、人間はどう映るのだろうか。
哺乳類や爬虫類という分類もにんげんが都合よく整理するために考えたに過ぎない。
何かを特定するための言葉は便利だが、勝手なものでもある。
他の生き物からすれば、人間は、変な生き物だと思う。
動物園でパンダをみて珍しがっているが、人間こそ珍しがられてもおかしくはない。
変な歩き方をする。
夜も明るい場所で何か変なことをしている。
鉄の乗り物で大勢で移動する。
自然を壊して何か変なものを建てる。
手に持った小さなガラス面に映る光ばかり見ている。
変な生き物に違いない。
人間は「サル」という言葉を作って自分たちは「サル」とは違う、と線引きをした。
人間以外の様々な生き物を分類する言葉を作ったおかげで、人間は人間になれたのだ。
人間が猿とは違うと線引きしてしまってから、わたしたちは何か大切なものをなくした気がしてならない。

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