いい意味で、クライマックスまでだまされる映画/名作映画「スティング」の感想

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ロバート・レッドフォードとポール・ニューマンの競演作。
この二人は、今見てもかっこいいし、渋い。

スティング [DVD]
よく練られた映画だなあ、というのが観終わったときの感想。
人を騙すギャング映画である。ペテン師役の競演の二人に最後の最後まで騙される映画だ。
「人を騙す」ことが、芸術的な作品のはしりと言える。


1973年のアメリカ映画。
そして、映画の時代背景はもっと古く1930年代。古い時代の映画だが、雰囲気は伝わってくる。
この映画のテーマ曲「ジ・エンターテイナー」は、クラッシック調でコミカルなのだが、凄くあっている。
だれもが一度は聴いたことのある曲だ。おもわず映画の後、口ずさんでしまう。

シカゴを舞台に、イカサマを働いて日銭を稼ぐチンピラ役のフッカー(ロバート・レッドフォード)が、自分の師匠を殺したギャングのボスに復讐するため、伝説の詐欺師ゴンドーフ(ポール・ニューマン)のもとを訪ねる。
二人は協力し、仲間をつのり、復讐相手のギャングの大ボスを追い詰めていくのだが、その過程が面白い。
仲間たちも全員詐欺師。
詐欺は演技が重要、ということで、映画の中で幾度となく相手を騙すシーンが登場する。
映画自体が俳優たちの演技から成り立っているので、映画の中でまた映画を作っているような不思議な雰囲気の映画だ。
人を騙すことに命をかける詐欺師たち。
ここまで人を騙すために環境を作り上げるか、というところまでやってのける。
詐欺を楽しんでいるようにも見えるし、何しろ一生懸命なのだ。
「人を騙す」ということは、「相手を信用させる」ということである。
そんな数々の技のオンパレードに、悪いことをしているやつらに対して「かっこいい」という感情をもってしまう。
最後に騙されるのが、観ているわたしたちであるということも、この映画の魅力だ。
ギャングの大ボスに復讐を遂げた後、ロバート・レッドフォード扮するフッカーが、仲間の詐欺師にあるしぐさをする。
グッとくる瞬間だ。

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