ミステリー

面白かった本(小説)

本の感想:ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

「目の前で苦しんでいる人」が、愛する人や家族だとしたら、「楽に死なせる」ことへの誘惑は多かれ少なかれあるのではないか?
面白かった本(小説)

本の感想:ベーシックインカム/井上真偽

ベーシックインカム 井上真偽(著) はじめに断っておくと、本書はベーシックインカム論ではなくミステリー短編集である。 わたしは本書を、ベーシックインカムについて多少は知っておくかぐらいの気持ちで手にしたのだったが、いい意味で裏切られた。 そ...
面白かった本(小説)

本の感想:二歩前を歩く

二歩前を歩く 石持浅海(著) 6篇のミステリーが収められた短編集。 表題にもなっている「二歩前を歩く」を含め「一歩ずつすすむ」「五ヶ月前から」などなど、気になるタイトルたちだ。そしてもう一つ気になるのは、脇役(本当は主役?)としてどの短編に...
面白かった本(小説)

本の感想:重力ピエロ

重力ピエロ 伊坂幸太郎(著) サーカスの空中ブランコでピエロが飛びうつったときの記憶を主人公の泉水(いずみ)が振り返るシーンがある。 父と母のやりとりの会話だ。 「楽しそうに生きてればな、地球の重力なんてなくなる」 「そうね。あたしやあなた...