日記

どちらか一方に集中すると、もう片方がだめになる

雑草を人の生き方にとらえて「雑草のように生きていけ」ということがある。雑草は梅雨から夏場にかけては力強い。作物や花よりも雑草のほうが成長するので、わたしの住んでいる田舎では、この時期草取りがかかせない。少し草の先を刈っただけではすぐに復活す...
そういう気持ち

本の読み方

本の読み方が最近変わった。同時に数冊の本を平行して読むようになった。若いころ20代30代では、わたしは一冊の本を読むまでは、次の本を読むことはあまりしなかったように思う。自分の中では、その本に悪い気がしてあまり面白いと思わなくても最後まで読...
そういう気持ち

人はいつ大人になるのか

「ある日突然、子どもを卒業して大人になるわけじゃない。今の君の生き方が大人の君をつくるんだ」『いじめを見ている君へ』と題した朝日新聞の連載記事に載った舞踏家田中泯(みん)さんの言葉だ。
日記

タイムマシン

「ドライバーの50人に1人は交通事故を体験しています」夏休み前恒例の交通講話で警察官が学生に語った言葉だ。
そういう気持ち

1平方メートル缶ジュース一本の値段なら買うか

先日新聞に小さな記事が載っていた。北海道夕張郡由仁町という農業中心の地域で、宅地を県外在住の方に破格の値段で売り出すという記事だ。過疎化を食い止めようとの策らしい。【写真/2010年9月11日 木】
面白かった本(小説)

本の感想:この世の全部を敵に回して

この世の全部を敵に回して白石一文(著)最後まできちんと読まないとこの本に対して誤解が生じる本だと思った。だから解説で川上弘美も「この本に出会えますように」と言っている。
面白かった本(小説)

本の感想:都市伝説セピア

都市伝説セピア朱川湊人(著)わたしの中で、著者の朱川湊人はもっとも「昭和」という時代の空気を感じさせてくれれる作家だ。朱川湊人の描くホラー小説は、血なまぐさいというよりどことなく物悲しい雰囲気を含んでいる。もう帰ってこない時代の空気というの...
面白かった本(小説)

本の感想:ぼくは勉強ができない

「ぼくは思うのだ。どんなに成績が良くて、りっぱなことを言えるような人物でも、その人が変な顔で女にもてなかったらずい分と虚しいような気がする」ー 本書より僕は勉強ができない山田詠美(著)本書のタイトル『僕は勉強ができない』は、主人公でもある1...
日記

雨でもセミはなく

「ご先祖の 声懐かしき せみしぐれ」これはわたしの父の父、祖父が亡くなったときに長崎に精霊船(しょうろうぶね)を作りにいったとき、父の実家の近所の寺にかざってあった句だ。そのとき実際にセミが鳴いていたかは憶えていないが、この句は、セミの鳴き...
言葉

物質的豊かさで何が悪い!

「これからは、心の時代です。精神的豊かさを目指す時代に入りました」多くの著名人や新聞のコラムなどで最近目にする言葉がある。最初にこの言葉に接したときは違和感は感じなかったが、何度も接するうちに「いや、ちょっとまてよ」と思い始めた。【写真/2...