長崎瞬哉(詩人)

長崎瞬哉(詩人)

俳句:夏

あめんぼと泳ぎし夏の雲遥か
長崎瞬哉(詩人)

続・夢十夜/第八夜『用事』

こんな夢をみた。真っ暗な夜だ。墓参りから実家に帰る途中の道をわたしは歩いている。
長崎瞬哉(詩人)

俳句:かげろう

玄関を開けて蜻蛉横切った
長崎瞬哉(詩人)

俳句:ひと夏

道端に落ちてた標本オニヤンマ
長崎瞬哉(詩人)

川柳:町長選

お騒がせしますと昼寝の選挙カー
長崎瞬哉(詩人)

川柳:一駅

一駅で一首浮かべばいい気分
長崎瞬哉(詩人)

川柳:息吹

ご先祖の息吹聞こえる蔵の中
長崎瞬哉(詩人)

川柳:カセットテープ

巻戻し時間が戻る気がしたよ
長崎瞬哉(詩人)

川柳:熱帯夜

戦争の夢から醒めて熱帯夜
長崎瞬哉(詩人)

俳句:ひぐらし

ひぐらしや少年時代の風を聴く