言葉 詩:黄色い空からこんにちは 言葉の偉大さに気づいた時はもう遅い。 人生の残り時間がカウントダウンを始めている。 「あーあ」と嘘ぶいてに空を見上げても、いつもの青い空だ。 空が黄色をしていたら気分はどんなだろう? 言葉には人の想像が入ることに気づく。風。 長崎瞬哉 2020.02.03 言葉長崎瞬哉(詩人)
長崎瞬哉(詩人) チルルからノイへの短い手紙(要再提出) 地球には水と空気があったから生命が生まれた、なんてこと本気にしないで。 それはあくまでノイ...あ、地球の常識。わたしたちチルルからすれば、水も空気もあっては困るもの。 そちらの言葉では、なんて言うの? 《干からびた》?《ドライ》?それとも... 2020.02.02 長崎瞬哉(詩人)
長崎瞬哉(詩人) 夏秋冬春夏 物事の終わりは辛気臭くていやですね。映画でも本でも終わりになってくるとなんだか寂しくなってくる。季節なんてのもそう。特に夏なんかかそうです。夏の終わりは寂しいです。暑さにちょっと秋が入るっていうか。風が吹いても秋の匂いがするんです。そしたら... 2020.01.17 長崎瞬哉(詩人)
長崎瞬哉(詩人) 少しの時間 壁の落書きにこうあった 若者はいつの時代も時間を無駄に過ごし 老人はいつの時代もそれを憂う わたしはどちらも経験したのでそれが分かる 長崎瞬哉 2020.01.12 長崎瞬哉(詩人)
長崎瞬哉(詩人) ショートショート:猫と世界 わたしはいつから猫になっていたのだろう。 確か昨日は電車に揺られてしたくもない仕事に行ったはずだが。昼にはスキヤの牛丼を食べて、残業もせずに帰宅した。 はず、だった。 確かにわたしは「猫になりたい」と考えたことはある。一度や二度ではない。通... 2020.01.08 長崎瞬哉(詩人)