人はいつか死ぬ。
その際、自分が死んでも世界は続いていく、と考えるのが妥当だろう。
でもこれを別の角度から考えて、自分だけが残って世界の方が消えてしまうとしたらどうだろう。
まあ、どちらにしても目の前の景色や人たちと自分自身が別れていくには相違ないわけで、そう考えると「さよならだけが人生」というのは的を得ている気がする。
「さよならだけが人生だ」は、井伏鱒二が中国の『勧酒』という詩を意訳したときに使われた言葉で、寺山修司もこの言葉を自らの詩の中で使っていたりする。
『幸福が遠すぎたら』/寺山修司
さよならだけが 人生ならば
また来る春は 何だろう
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ときどき、ふと思い出してしまう言葉だ。
追伸:
こんな所にも使われていた。
【初音ミク】さよならだけが人生だ【伊東歌詞太郎】 - YouTube
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