インターネット初期に沢山あった検索エンジン(ホームページをキーワードにより検索して表示してくれる機能をもったプログラム)は、ほぼGoogleに集約されてきた。皆が同じデータベースを参照するようになると画一的な方向に向かっていく。
ある国の一企業が世界の全てを牛耳るようになると、便利な反面問題も多くなる。
わたしは在る時、ある人物のことを検索して驚いたのだ。
悪口が一つも書いてない。
その人物は本を出している人で、沢山の本をこれまでに出版しているようだった。その中の一つくらいは、「この本はつまらない」などと書いてあってもよさそうなものなのに、それが見当たらない。わたしは調べるだけ調べて驚いたのは、検索結果の上位から下位までほとんど同じ情報だったことだ。これでは検索ではない。
情報はスポンサーによって操作できるのだ。テレビと同じ理屈だ。
この病院の院長は信用できます、と書かれていれば安心するのか?
丸の内OLのセンスは皆いいのか?
口コミサイトの信憑性はどうやって測るのだろう?
世の中の情報は、ある意図を持って流されている。
せめて、自分で自分の首をしめるような真似だけは慎みたい。
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