茨城で出土する弥生土器にはなぜか縄文が入っている

知識
いせきぴあ茨城【城里町】

茨城県城里町にある いせきぴあ茨城 では、茨城県内で出土した埋蔵遺跡の整理・修復などを行っている。

展示されている弥生土器に関して、職員の方が説明してくれた。

茨城で出土する弥生土器にはなぜか縄文が入っているんです

縄文が入った弥生土器

理由を聞いた。

この地域(茨城)では米作りが盛んになる時期が全国でも遅い方だった。
米作りが発展した弥生時代になっても、茨城では狩猟や採集中心の生活を営んでいた。米作りをしなくても狩猟や採集で生活していける環境があったことが一番の理由のようだ。
それで茨城で出土する弥生土器には縄文が入ったものが多く存在するらしい。

なぜ弥生土器には縄文がないのか?

一般に弥生時代の土器には縄文は入っていない。
弥生時代は水稲農耕が本格的に始まり、日本各地に伝わった。それによって土器の形状も縄文土器と比較して米の保存・調理に適した実用的な形状となったらしい。
縄文のような余計な装飾は、米の調理に使う土器には適さないということだろう

弥生土器 | 丸森町
こちらのページは「丸森町」のホームページです。

ちなみにいせきぴあ茨城には、勾玉まがたまなども展示されている。

個人的には小さい土偶が面白かった。

玄関では馬の埴輪が出迎えてくれたよ!

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