「仕事とは何か」「働くとは?」などといったタイトルの本は大抵「仕事」や「働く」という行為に対して肯定的で、否定的な意見はほとんど見当たらない。
わたしとしては「仕事なんかしなくてもやっていける」とか「働く行為は人生を駄目にする」などの意見も聞きたいところだ。世の中には否定出来ない行為というものがいくつか存在していて、たぶん寅さんが言うなら「それを言っちゃあ、お終めえよ」ということになるんだろう。
よく離婚するときに言うセリフ「価値観の違い」について、わたし自身結婚してから体感し続けている。わたしは大晦日の年越しそばを本当に年が変わる零時前に食べていたが、妻は普通の夕食の時間帯にそばを食べていた。一人一人が何に価値をつけて生きていくのか。千差万別なのだ。年越しそばで喧嘩になることもあるくらいなのだ。
きっと、「仕事」や「働く」という行為を肯定する意味は、否定してしまうと何かと何かが離婚の危機にさらられるからなんじゃないかと思う。
でも、まあ、離婚しても乗りこえられる人は大勢いるんだろうけれど。
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