明日の自分も分からないのに、10年先の自分なんて想像もつきません。
でも想像することはただです。
歩きながら、自分の意思で進行方向を変えていくように、自分の人生も「思いのまま」にしていけたら最高です。
私は10年前、いわゆる「プー太郎」でした。
リストラされた訳ではなく、自分で会社を辞めました。ですから、社会が悪いんだ!などといってはいられません。
でも、私ものほほんとしたもので、会社を辞めてから最初の1週間は遠く海にドライブに行ったり、本を読んだり、好きなものを食べたり自由を満喫していました。一人暮らしなのでいつ帰ってきても怒られませんし、なにせ会社に行かなくていいのです。
「俺は自由だ!」と何回叫んだか分かりません。
しかし、この自由が2週間、3週間、1ヶ月と日が経つにつれ、こんな生活はずっとしてはいられないと思うようになりました。
預金通帳の残高をみて、あと何ヶ月間生活できるか計算しました。
残りの生活能力は、1ヶ月間ほどだったと思います。
そのとき、私が最初に行ったことは、この先10年後、自分がどうしていたいのかを想像してみることでした。
私は、大好きな人と結婚をして子供が3人います。私と妻は仕事をもち、上の子はもう大きくなってきたので、今とは違う悩みが家族の中であるかもしれない…などと想像してみました。
幸せな家族を夢見ていました。
10年経った今、私は大好きな人(たぶん)と結婚をして、子供が2人(想像では3人!)いてそれなりに幸せな生活をしています。
振り返ってみるとほとんど現実になっていました。もちろん、想像とは違っている部分もありますが。
10年間の間に自分がしてきたことは、思っていたより沢山あったんだなと感じます。
出会った人も大勢います。
1日や2日では変化がみられなくても、10年経つとかなり変わっていることに気づきます。
10年後を考えて、その通りにならなかったとしても、お金が掛かるわけでもないし、なんの損もありません。
この先、10年後の自分を想像していますが、今からわくわくしてきます。
〓武田〓
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