陰陽山森林公園だから平坦な公園か、などと気楽に考えて行くと後悔することになる。
登山として行こう。
山道に分岐が多く案内版も正確ではないため、迷ってしまう。狭い山道は、くずれそうになっているところもあり危険な箇所もある。
ちなみに悪口を言っているのではない。山道はスリルもあるし、不案内な看板は冒険心のある人には最適なシチュエーションではないだろうか。
おすすめポイント
看板の絵が面白い/神社がある/狛犬がかわいい/岩がでかい/水戸黄門由来
アクセス
陰陽山森林公園(いんようさん しんりんこうえん)
〒319-3111 茨城県常陸大宮市山方5061
不穏な空気を放つ看板付近
陰陽山(いんようさん)という名前に不穏なものを憶えたが、それは駐車場の看板にも表れていた。
まず看板の絵が不穏だ。
つまらなそうな顔の女性が二人。左側の女性は体の向きが変だし。
帽子も後から描き足そうとしたのだろうか?
駐車場に描かれている車は真正面!斬新だ。
一番気になったのは展望台とスベリ台に描かれている子供の絵。髪型が変だ!首が太い!
看板のすぐ横にたたずむ地蔵は姿勢が妙に前傾で薄気味悪い。
以上は、わたしが陰陽山森林公園に行っての一番の収穫だった。(ローカルな場所の楽しさとでも言おうか)
本殿までの道のり
看板と地蔵の左手に長い石段がある。ここを登っていくと陰陽山神社の本殿がある。
ふだん歩かない人はかなりきついはず。
石段途中の鳥居。しめ縄から草が生えているのは初めて見た。そういえばここの道は苔が多い。
謎のレールと謎のペットボトル。
ペットボトルはあちこちにあり茶色い水が溜まっていた。何を抽出しようとしているのか?
石段を登り切ったところにある社の中。
最初ここが本殿かと思っていたが、違うようだ。龍の装飾がほどこされていた。
社を過ぎて更に進む。
木の根っこが自然の階段になっていたりする。石段は階段状に石を削ってあり、すごい造りだ。
ずっと上りの山道を進んでいくと足の短い狛犬が見えた。これが本殿だ。
本殿の装飾は、なかなか凝っている。
かわいい狛犬
本殿を守っているのは、よくある獅子とは違ったダックスフンドみたいな姿のかわいい狛犬。
説明の石碑があった。
この狛犬は、多くの神社に見られる獅子狛犬と異なり、朝鮮北部高麗地方に於いて狩りのときに使われた足の短かく太くて背の長い犬の姿をしている。
なぜこの狛犬なのかは石碑に書いてない!しかし珍しいのは確かだ。
陰石と陽石が陰陽山神社の起源
本殿の先に巨岩が祭られてる。
立札に陰石と書いてあるこの岩は、杉の木が支えになってしまっている。杉が倒れたらこの岩はどうなるのか心配だ。
陰陽山神社は、陰石と陽石という2つの巨岩を祭ったことが起源らしい。
しかも水戸光圀公が命名と説明版にある。残念ながら東日本大震災でこの巨岩は倒壊してしまったようだ。
展望台からの眺め
展望台もあったので行ってみた。
割といい眺めだが、下のゴルフ場が見えなければ更に良い。
実際の雰囲気
個人的には看板で笑わせてもらった。
また、当日は快晴ですがすがしい天気だったので、気持ちよく森林浴できた。曇っていたりすると山の中は暗いので今一つかもしれない。
登山だと思って行けば問題ないが、公園だと気楽に行くと後悔しそう。
石段が多いのでくれぐれも足を滑らせないよう注意してください。
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