何かの拍子にあるものが顔に見えてしまうことはある。
この日曜日、焼き上がり菓子にくるしみの顔をみた。
妻が「はるあんのベストおやつ」という本にあるテリーヌみたいな抹茶ガトーというお菓子を作った。
予想以上に膨らんでしまった菓子は、わたしにはうめき声を上げて苦しんでいる顔に見えた。
ひそかに「この菓子、苦しそうだ!」と思った。
わたしの心を知ってか知らずか妻はこの顔(菓子)に箸を突き立てた!(⇒ 焼き上がりを確認した)
「ぐえっ」という声が菓子から聞こえた。
しばらくしておそるおそる菓子の様子を見に行くと、苦虫を嚙みつぶしたじいさんみたいな顔に変わっていた。
その後、細断されて…
食べられた。
美味い!簡単!へんな顔!
はるあんのベストおやつ……おそるべし。
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