アニメのAnotherを観たとき、謎解きと怖さ加減が凄く面白かった。
Anotherの原作は誰だろう?とチェックした。
そのとき綾辻行人という著者の名前を知った。
きっとAnother以外も面白いに違いないと今回「人形館の殺人」を手に取ったのだった。
実はいつも行く図書館に有名な著者の「十角館の殺人」があると思い足を運んだ。
しかし、「十角館の殺人」は、あいにく貸し出し中。
タイトルが怖そうな「人形館の殺人」を借りたのだった。
どうやら「人形館の殺人」は、著者の館シリーズとしてある中の一冊らしく、館シリーズの4作目作品が本書だった。
知っていれば「十角館の殺人」から読みたいところだが、読んでみるとそれは杞憂だった。
冒頭で主人公の「わたし」の生い立ちから現在の状況が簡単に説明され、人形館という主人公が管理する母屋兼アパートに複数設置されている顔のない人形(ちょっと怖い)の怪しげな設定やいわくありげな住人の様子にすぐ引き込まれた。
ここで主人公の状況説明と同時に、近所で子供が首を絞められて殺される事件が連続して発生したり、主人公宛の殺害予告ともとれる謎の手紙など不穏な空気がただよい出す。
密室殺人あり、密室を使った不可解な現象あり、と本書はミステリーの本道みたいな内容だ。
しかし、「人形館の殺人」の密室殺人のトリックは斜め上を行っていた。
そうくるんだ!そういうのアリ?という気持ちが芽生えるが、面白かったからアリなんだろう。
事件は一旦解決する。
しかし、最後に主人公の友人架場の放つ言葉と態度に人間の怖さみたいなものがじわじわと尾を引いてついてくる。
あらためて1作目の「十角館の殺人」を読みたくなった。

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