空気感が写っていた

空気感が写っていた そういう気持ち

10年前のデジカメで撮影した写真を見ていたら、その場の空気感まで写っている写真が多いと感じた。
現在のデジカメより10年前のデジカメの性能が良いはずがない。当時一眼レフカメラを使っていたので、写りがいいのは確かだが、最近のデジカメより良く見えるのはなぜだ?

よくよく考えてみると10年前は自分の子供たちを撮った写真が多かった。
ハイハイから歩き始めた頃。言葉をしゃべり始めた頃。自転車に乗れるようになった頃。
子供というのは、被写体としては最適で、何を撮ってもいい写真に見えてしまうのだ。子供はすぐ表情に出る。生き生きとしているのだ。あるいは、親が見ると自分の子供の写真はどれも味のある良い写真になってしまうものなのだ。
10年前の写真を見て、当時の記憶が呼び覚まされたわたしは、写真に当時の空気を感じていたに他ならない。

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