絵や写真で表すと見ただけで終わってしまうが、言葉にすると色々な表現になるから面白い。
今日の午後、きゅうにあたりが暗くなり始めた。
強い突風が吹き始め、雨と同時に雹が降り始めた。
通り雨だった。
すぐに晴れ間がのぞいて、大きな虹がかかった。
「あっ」と声をあげてしまうような虹だった。
今まで見た虹の中で一番大きく、一番はっきりと七色をしていた。
端から端までくっきりとかかったその虹は、ちょうどわたしが見た道路の先から七色の火柱のように空へと突き出ていた。
世界の大きさと自分の小ささを感じた瞬間だ。
とまあ、これくらい感動した虹だった。
今日はわたしの唯一のデジカメである携帯電話を持っていなかったのだった。
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