農家はもっと減っていい
久松達央(著)
日本から農家がなくなったら大変だ!という多くの人の考えの裏をついたタイトルが面白い。
著者は生産から販売までを手掛ける中小規模の農園を運営しているだけあり、現実的な言葉の数々が農家に対する常識を覆してくれる。
印象に残った言葉
ユニクロの作業着に身を包み、タイで採種されたトマトを栽培し、その写真をiPhoneでSNSに上げる農業が資本主義の外部だとは私には思えません
公共財にタダ乗りしておいて「自給自足」はないだろう? – 「農家はもっと減っていい」より
参考になった意見
- 農家は手を差し伸べる弱者ではない
- 農家の8割が売り上げ500万円未満(実際の利益はもっと少ない)
- 環境と設備投資さえ整えば工業生産と変わらない
- 有機農業が一番優れていると宣伝するのは変である
- 野菜は取った瞬間が一番美味い
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