想像力のスイッチを入れる

そういう気持ち

わたしの子供が小学生時分に使っていた国語の教科書に下村健一という人の文章が載っていた。
タイトルは『想像力のスイッチを入れよう』

要約すると、世の中で起きていることを事実のみに絞ってみてみよう、という事が書いてあった。(ちょっと要約しすぎか)

その中で一つ紹介すると、

「Aさんは、報道陣をさけるためか、うら口からにげるように出ていきました。」

という報道の文章を例にとってこんな主旨のことが書いてあった。

報道陣をさけるためか》というのはレポーターの感想。

 

うら口からにげるように》というのもやはりレポーターの抱いた感想。

 

だから、事実としては「Aさんは、うら口から出て行った」だけ。
ここから判断できることはほとんどない。

今世間を騒がせているニュースの数々を事実だけ抜き出したら何が見えてくるだろうか。
「想像力のスイッチを入れよう」の中で下村健一さんはこんなことも言っている。

メディアは、ある出来事の特定の部分にスポットライトを当てて、わたしたちに情報を伝えている。明るいスポットライトの周囲には、必ず、見えない暗がりができる。その暗がりに、『何がかくれているかな。』と想像することも大切だ。

暗がりは果たして見えにくいものだが、想像することは楽しい。
これからは見えにくいものはまず事実だけ抜き出して、想像力のスイッチを働かせてみることにしよう。
想像力なしでは、世の中見えないことだらけだろうから

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