情報は常に存在しているが、目に触れなければその情報は無いも同然

何かいい考えが思いついたとき、あとで思い出してメモしようとする。
そうした場合、わたしは必ずと言っていいほど、メモをしようとした内容を忘れてしまう。


100パーセント思い出せないわけではないが、90パーセントくらいは思い出せない。
たとえ思い出すことが出来たとしても、最初に考えた内容とどこか違っている気がする。
やはり思いついたときにメモをすることは大切だ、と毎回のように自分に言い聞かせるのだが、そのことさえまた忘れてしまう。
自分の頭の中もGoogleのように検索できればいいなぁと思う。
自分の中にはきっと眠っている情報がたくさんあるに違いない。

自分の「思い出す」という検索エンジンに比べると、インターネットの検索エンジンは優秀だ。
使い慣れてくるとこちらが欲しいような情報を出してくれる。
ただしインターネットの検索結果は数が膨大なため、検索結果の最初のページの上位5つぐらいしか普通の人は見ない。
すると面白いことに、
「情報は存在しているが、目に触れなければその情報は無いも同然」
といったことをせっかくコンピュータが導き出してくれた情報に対し、わたしたちは日々行っていることになる。
コンピュータがせっせと108700件もの検索結果を出してくれても、人間がその情報を殺していることになる。
まあ、たしかにいくつものたいして役にたたない情報をひとつひとつこまめに見ていくのは面倒くさい。
きっとわたしたちが見捨てている情報は沢山あり、それらの情報は常に存在しつづけている。
せめて自分の頭の中の情報くらいは見捨てずにいたいものだ。

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