怪盗ヒマラ

記憶は曖昧だ。
わたしは数日前から思い出そうと努力していた他人からすればどうでも良い情報があった。

「夕焼けの街をまるごと盗んだウルトラマンに出てきた怪獣はなんだったっけ？」

結論を言うと、その怪獣は「怪盗ヒマラ」で、しかも登場したのはウルトラマンではなくウルトラマンダイナでだった。（ウルトラマンは昭和、ダイナは平成ウルトラマンじゃないか！時代が大きく違うぞ）しかも、わたしはその怪獣の見た目を、ウルトラセブンに出てきたメトロン星人だと勘違いしていたのだった。
人の記憶というのは、かなり曖昧なものである。

ところでわたしの記憶では、その怪盗ヒマラはこんなセリフを吐く。（記憶が確かなら）

「美しい。地球上で最も美しいのは夕焼けの街だ。わたしはこの夕焼けの街を手に入れたいと考えたのだよ」

そしてヒマラは、夕焼けの街ごと（つまりそこに住む人々も含めて）盗んでしまうのだ。盗まれた街に住む人々はいつまでも日が暮れない夕焼けの街に住むことになる。（けっこうロマンチックだ！）日が暮れないので家に帰らなくていいから子供たちはいつまでも遊べると大喜び…確かそんな感じだった。（記憶が正しければだが）

折角曖昧な記憶を正したのだから、きちんと書いておこう。

夕焼けの街をまるごと盗んだウルトラマンに出てきた怪獣

登場した番組	ウルトラマンダイナ
登場回	第12回放送分
怪獣の名前	怪盗ヒマラ
キーワード	夕焼け、町、街、盗む、ウルトラマン、日が暮れない、いつまでも夕焼け