とうとう漫画やアニメも時代劇のような安定感で攻める時代になったんだなと思う。
2022年10月13日深夜に始まったアニメ「うる星やつら」の話である。
TVアニメ「うる星やつら」
小学館創業100周年記念!「うる星やつら」2022年10月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送開始
昭和の人気アニメ「うる星やつら」が令和に戻ってくると聞いて、一番わたしが心配だったのは主人公あたるのお決まりのセリフ
お嬢さーん!住所と電話番号教えてー
の部分だった。
スマホ時代にまさか住所と電話番号はないだろう?とわたしは思っていた。
てっきりあたるはスマホを操作して女の子たちとSNSで連絡を取り合うものだと考えていたのだ。
第1話を見たわたしは驚愕した。
予想はわたしの上をいくもので、あたるは原作漫画通りにしのぶ(あたるのクラスメイトの女の子)と黒電話でやりとりして、かわいい娘を見ると発する「住所と電話番号教えて!」のセリフもそのままだった。
昭和の時代背景を一切変えることなく令和版「うる星やつら」は始まったのだった。
わたしは黒電話を日常使っていた昭和の時代に、リアルタイムで初代「うる星やつら」を見ていた世代だ。当然、令和版「うる星やつらも」違和感なく見ることができる。しかし、今の若者がこれを見たら(見ていないか)どう感じるだろうかと少々不安になった。(そういえば、あたるの家のテレビもリモコンではなくチャンネルを回すタイプのテレビだったぞ)
https://goldenyokocho.jp/articles/922?page=1
なにはともあれ、令和版「うる星やつら」は初回から作画も綺麗で安定している。(初代は放送開始直後の絵がひどかった!)
声優はもちろん初代とは違うが、キャラの特性を考えれば十分馴染んでいた。何度か見ているうちに声は慣れそうだ。
これからも原作に忠実な「うる星やつら」が描かれるのであれば、ぜひ第2話以降も見てみたい。
原作に対する礼儀と潔さ、令和版「うる星やつら」に拍手!
コメント